アメリカの大新聞「ニューヨークタイムズ」の1995.9.21夕刊に ルンルンの自主制作アルバム「Set*me*Free」を紹介した記事が 掲載されました。
ルンルンのアルバムが、遠く海外でも高く評価されています。とても嬉しいことですね。 正に「音楽に国境は無い」という感じがします。
<<訳文>>
-宍戸留美, "Set Me Free" (CD Project): 円熟した美しい声の宍戸さん
は、Debbie Gibsonのように純真無垢でかつLiz Phairのように生き疲れた、そん
なふうに聴こえる歌い方をやってのけている。とくに"All the Young Nerds"に
おいて、彼女がMott the Hoopleを温故知新している時にそうである。
(以下略)
ニューヨークタイムズ 1995年9月21日(木)
ポップ・ライフ
ニール・シュトラウス
*侵略か? おそらく違うが、日本のブレンドがファンを集めている
*悲嘆のカーボベルデ人来たる
巧妙な侵略
ビートルズ以前、アメリカのポップ・リスナーはブリティッシュ・ロック
を、アメリカの音楽の二次的模倣物と見なし、ほとんど目もくれようとしなかっ
た。イギリス来寇から30年、イギリスでリリースされた音楽CDはほとんど全部、
後からアメリカのレコード・レーベルでも出回るようになった。今日では日本
が、35年前のイギリスの役割を演じている。多くのアメリカ人は、日本の音楽は
ロックやレゲエといった人気スタイルを追いかける下手くそな企てだ、として唾
棄する。だが日本人はイギリス人同様、次から次へと強烈な影響を海外から受
け、それらを自分たちの個性と好みでひとまとめにし、たくさんのオリジナルな
音楽でもって迫ってきつつある。
日本のミュージシャンは近年、いくつかアメリカで支持されるようになって
きた。レトロ・ポップ・グループのピチカート・ファイブや少年ナイフ、エクス
ペリメンタル・ダンス・ミュージシャンのKen IshiiやDJ Krush、それにノイ
ズ・ロック・バンドのthe Boredoms(昨年のLollapaloozaツアーで演奏)などが
それである。しかし日本のバンドのリリースは大半が今でも、高くて発見困難な
輸入盤でしか手に入らない。以下に挙げる日本のグループの最新CD10枚は、いず
れも近所のレコード店の輸入盤売場を回って捜す価値のあるものである。